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バリアフリーデザイン

バリアフリーという言葉は、いつごろ誰が使い出したのでしょうか。実は1974年6月に国連に出された「バリアフリーデザイン」と呼ばれる報告書の中に、この言葉が含まれていました。そもそも、このような報告書が国連に提出されるにいたった経緯としては、同年に行われた専門家会議で、世界的に進む高齢化や障害者への必要な配慮について話し合われたことに端を発しています。1982年には国連総会で、『障害者に関する世界行動計画』が採択されました。これを機に加盟国の間で、次々に障害者の権利条約の設置が進むようになりました。

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社会のニーズ

それまでは、建築、社会参加、施設などの利用など、街づくりに関するほとんどの分野では、標準的な環境や身体、人格などを想定してなされていました。高齢者や妊婦、障害者などは想定外だったのです。しかし、そうなると、世の中のほとんどの施設や家屋などは、獄限られた人だけのものになってしまい、困る人が大勢出てくることになります。それは遅かれ早かれ、わが身に降りかかってくることにもなるのです。

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わが国での試み

バリアフリーデザインが国連で提唱されたのは、1976年ですから、ほんとに最近のことです。バリアフリーそのものの歴史はまだ始まったばかりですから、今はまだ手探りの状態ですが、確実に広がりつつあります。日本では、仙台が全国に先駆けて福祉の待ち造りをスタートさせました。これ以降、ようやく他の地域でもバリアフリーを意識した町造りが試みられるようになりました。一般住宅でも、家の中に手すりや緩やかなスロープを設置する動きが出始めましたし、労働基準局では、障害者枠を設け、積極的に障害者の就労を推し進めようとしています。このように、少しずつですが、バリアフリーへの認識は人々に受け入れられはじめています。

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